今回は【長座体前屈】高校1年生男子の平均を紹介します。陸上している人も陸上していない人も合わせた、全員の平均です。データは文部科学省の2017年度(平成29年)『体力・運動能力調査』を使わせていただきました。
固い・柔らかいの目安、他学年・女子・過去データとの比較などくわしく見ていきます。
目次
【長座体前屈】高校1年生男子の平均 固い・柔らかいの目安
高校1年生男子の長座体前屈平均の固い・柔らかいの目安です。
1402人のデータで、平均は46.15(cm)です。
とても柔らかい(上位2.5%) | 67.6cm以上 |
柔らかい(上位15%) | 56.9cm以上 |
ふつう(70%) | 56.8cm~35.5cm |
まあ固い(下位15%) | 35.4cm以下 |
固い(下位2.5%) | 24.7cm以下 |
あくまでデータ上の数字ですので、参考程度にどうぞ。くわしい算出方法はこの記事の最後に載せておきます。
【長座体前屈】高校1年生男子の平均 他学年男子との差
長座体前屈の高校1年生男子の平均、他学年男子との差を見てみます。
まずは高校生男子の各学年平均記録です。
高1 男子 | 46.15(cm) |
高2 | 48.64 |
高3 | 50.76 |
つづいて、高1男子と他学年男子の差です。
2年生との差 | -2.5(cm) |
3年生との差 | -4.6 |
高校生男子は平均身長も伸びます。身長が伸びると長座体前屈の記録も伸びるます。「長座体前屈の記録が伸びている=体が柔らかくなっている」ではないので注意したいですね。
【長座体前屈】高校1年生男子の平均 同学年女子との差
長座体前屈の高校1年生男子の平均、同学年女子との差です。
高1 男子 | 46.15(cm) |
高1 女子 | 45.90 |
差 | -0.25 |
男子の方が0.25(cm)長い記録が出ています。ただ平均身長が男子は女子より11(cm)ほど高いです。
身長のことも加えて考えると、女子の方が身体の柔軟性は優れていると言えるでしょう。
【長座体前屈】高校1年生男子の平均 運動部に入っているかどうか
高校1年生男子の長座体前屈平均を「運動部(またはスポーツクラブ)に所属しているかどうか」で見ます。
所属している | 47.42(cm) |
所属していない | 43.31 |
差 | 4.11 |
運動部に入っている人の方が4.11(cm)長い記録が出ています。運動部に入っている人の方が平均身長は高いイメージですが、はっきりとは分かりません。
あくまで個人的な意見ですが、運動部に所属している人の方が柔軟性は優れていると言えるではないかと思います。
【長座体前屈】高校1年生男子の平均 過去10年間
高校1年生男子の長座体前屈平均を過去10年間分まとめた表です。
2017年度(平成29年度) | 46.15(cm) |
2016年度 | 47.37 |
2015年度 | 47.36 |
2014年度 | 47.67 |
2013年度 | 47.01 |
2012年度 | 47.54 |
2011年度 | 48.22 |
2010年度 | 47.73 |
2009年度 | 48.94 |
2008年度 | 47.71 |
偶然の可能性も大きいですが、最新の2017年度のみ46cm台です。
補足:【長座体前屈】固い・柔らかいの目安の算出方法
ここは気になる方だけ読んで下さい。
固い・柔らかいの目安の算出方法について書いておきます。
文化科学省が発表している『体力・運動能力調査』に標準偏差も発表されています。
■上位2.5%(平均 + 標準偏差 × 2)
■上位15%(平均 + 標準偏差)
■下位15%(平均 - 標準偏差)
■下位2.5%(平均 - 標準偏差 × 2)
として計算しました。あくまでデータ上の数値なので、参考程度に見てくださいね。
以上、【長座体前屈】高校1年生男子の平均でした。
では。