今回は【反復横跳び】高校3年生男子の平均回数についてです。陸上している子も陸上していない子も含めた『全員』の平均タイムです。
データは文部科学省の『体力・運動能力調査』を使いました。計測・計算方法は記事の最後に書いています。
過去5年のデータ、女子・他学年との比較、運動部に入っているかで回数が変わるかなど、くわしく紹介していきますね。
目次
【反復横跳び】高校3年生男子の平均回数 過去5年間
反復横跳び高校3年生男子、平均回数。まずは5年間分を新しい順で並べました。
平成27年度 | 58.92(点) |
26年度 | 58.50 |
25年度 | 57.55 |
24年度 | 58.21 |
23年度 | 56.92 |
反復横跳びの単位は『回』ではなく『点』です。1ライン飛ぶごとに1点。公式のデータで単位が「点」なので、このサイトもそれに合わせました。
ちょっとバラつきがありますが、平成23年度はなぜか他の年齢も平均回数が低いです。例年の平均は58~59(点)くらいが例年の平均回数だと思います。
【反復横跳び】高校3年生男子の平均回数 速い・遅いの目安
反復横跳び高校3年生男子の平均回数、次は「速い・遅いの目安表」です。文部科学省データから計算して表にしました。
1394人のデータで、平均回数は58.92(点)です。
めっちゃ速い(上位2.5%) | 72点以上 |
速い(上位15%) | 65点以上 |
ふつう(70%) | 64~53点 |
まあ遅い(下位15%) | 52点以下 |
遅い(下位2.5%) | 46点以下 |
高3男子は男性の全年齢でトップです。その中でも上位2.5%の72点以上は自慢していいレベルではないでしょうか。
【反復横跳び】高校3年生男子の平均回数 女子との差
反復横跳び高校3年生男子の平均回数、女子との差を表です。これも平成27年度のデータです。
男子平均 | 58.92(点) |
女子平均 | 47.78 |
差 | 11.14 |
男子の方が11.14(点)多いです。男女差も高3が一番大きいです。
【反復横跳び】高校3年生男子の平均回数 他学年との差
次は高校1年~3年生男子の反復横跳びの平均回数です。平成27年度のデータです。
高校1年生 | 55.43(点) |
2年生 | 57.29 |
3年生 | 58.92 |
他学年と3年生との差の表です。
1年生との差 | -3.49(点) |
2年生との差 | -1.63 |
さきほども書きましたが、男性の全年齢のトップが高3です。
これからはゆるやかに数値が落ちていきます。
【反復横跳び】高校3年生男子の平均回数 運動部に入っているかどうか
最後です。高校3年生男子の反復横跳び平均タイムを、運動部(またはスポーツクラブ)に所属しているかどうかで見てみます。平成27年度のデータです。
所属している | 60.63(点) |
所属していない | 55.52 |
差 | 5.11 |
運動部に入っている子の方の方が5.11(点)多いです。所属しているかは「すべての運動部」で、「陸上部」限定ではないので気を付けてくださいね。
ちなみに923人が所属していて、463人が所属していません。2倍くらいの人数が何からの運動を日常的に行っているんですね。
補足1:反復横跳びの計測方法
以下は補足になります。
文部科学省が実施している「反復横跳びの計測方法」を抜粋します。
1 準 備
床の上に,図のように中央ラインをひき,その両側100cmのところに2本の平
行ラインをひく。
ストップウォッチ。2 方 法
中央ラインをまたいで立 ち ,「 始 め 」の合図で右側のラインを越す か , , または
踏むまでサイドステップし(ジャンプしてはいけな い ),次に中央ラインにもど
り,さらに左側のラインを越すかまたは触れるまでサイドステップする。3 記 録
(1)上記の運動を20秒間繰り返し,それぞれのラインを通過するごとに1点を与え
る(右,中央,左,中央で4点にな る 。)
(2)テストを2回実施してよい方の記録をとる。
もっとくわしくルールを確認したい人のために文部科学省のページを貼っておきますね。
新体力テスト実施要領
補足2:【反復横跳び】速い・遅いの目安の算出方法
速い・遅いの目安の計算方法について書いておきます。
文化科学省が発表している『体力・運動能力調査』に標準偏差も発表されています。
■上位2.5%(平均回数 - 標準偏差 × 2)
■上位15%(平均回数 - 標準偏差)
■下位15%(平均回数 + 標準偏差)
■下位2.5%(平均回数 + 標準偏差 × 2)
として計算しました。
以上、【反復横跳び】高校3年生男子の平均回数でした。
では。